小規模企業景気動向調査(令和6年5月期調査)結果について
2024.07.04
この度、全国商工会連合会より小規模企業景気動向調査(令和6年5月期調査)結果が公表されました。
この調査は、全国約300 商工会の経営指導員による調査票への選択記入式で行われたものです。
調査結果の概要は以下のとおりです。
◆コロナ禍からの回復ペースを上回るコスト高により、先行きが危ぶまれる小規模企業景況◆
5月期の産業全体の景況は、全 DI が小幅に低下した。業種別にみると、ゴールデン
ウィークやインバウンド需要の拡大から一部の製造業・サービス業の DI は上昇した。前
年同月比では売上額以外のDIは上昇しているが、前月から継続して全DIが低下傾向
にあり、今後の景況悪化が懸念される。要因として、円安等によるコスト高の長期化か
ら、これまで価格転嫁をできていた事業者も継続した対応が困難な状況になっている。