この度、全国商工会連合会より小規模企業景気動向調査（令和４年８月期調査）結果が公表されました。

この調査は、全国約300 商工会の経営指導員による調査票への選択記入式で行われたものです。

調査結果の概要は以下のとおりです。

◇業種で異なる需要格差、慢性的なコスト増による採算悪化に苦しむ小規模企業概況◇

８月期の産業全体の業況は、コロナ第７波の急拡大により売上額DIが２期連続で小幅に悪化、採算・資金繰り・業況DIが小幅な改善となった。

一方で、売上額DIの改善と悪化がみられ、格差が生じている。

原材料の仕入れごとに価格が変動し、受注の都度、売上減価の再計算を行う事務作業の時間が増加、とのコメントも目立ち、少しずつ間接部門にも原材料価格高騰の影響が出始めている。

一段と進行する円安等による原油・原材料の高騰で、産業全体の採算は低水準で推移し、厳しい経営環境・経営状況が続いている。