小規模企業景気動向調査(令和4年6月期調査)結果について
2022.07.29
この度、全国商工会連合会より小規模企業景気動向調査(令和4年6月期調査)結果が公表されました。
この調査は、全国約300 商工会の経営指導員による調査票への選択記入式で行われたものです。
調査結果の概要は以下のとおりです。
◇売上好調も、コスト増加分の価格転嫁に踏み切れす、採算・資金繰りに苦しむ小規模企業概況◇
6月期の産業全体の業況は、売上額DIが小幅、採算DIがわずかな改善、業況DIが大幅、資金繰り・採算DIは小幅な改善となった。
5月期に引き続き、主要4業種すべてで売上DIが改善した一方、資金繰りDIは悪化となった。
ロシアによるウクライナ侵攻、急激な円安等による原油及び原材料価格高騰に歯止めがかからず、コスト増から採算が悪化している他、顧客の買い控えを警戒し、価格転嫁に踏み切れず苦戦している。
また、採算の悪化が資金繰りの悪化につがっているとのコメントも目立った。