小規模企業景気動向調査(令和4年4月期調査)結果について
2022.05.31
この度、全国商工会連合会より小規模企業景気動向調査(令和4年4月期調査)結果が公表されました。
この調査は、全国約300 商工会の経営指導員による調査票への選択記入式で行われたものです。
調査結果の概要は以下のとおりです。
◇規制緩和により一部では好調も、コスト増による採算の悪化で足踏み状態の小規模企業景況◇
4月期の産業全体の業況は、売上額DIが小幅に改善、資金繰りDIが横ばいで、採算・業況DIはわずかな悪化となった。
一部業種では、まん延防止等重点措置が解除され、人の流れが戻る中迎えたGWが売上改善の追い風となった。
全業種にわたり、長引く原油及び原材料高騰に加えて、ロシアによるウクライナ侵攻や急激な円安等の事業環境変化で、コストが大幅に増加しており、利益が圧迫されている。
事業者は業況の改善を実感できない状況に追い込まれている。
特に、建設業では幅広く影響が出ており、今後の動向に注意が必要である。