小規模企業景気動向調査(令和3年12月期調査)結果について
2022.02.01
この度、全国商工会連合会より小規模企業景気動向調査(令和3年12月期調査)結果が公表されました。
この調査は、全国約300 商工会の経営指導員による調査票への選択記入式で行われたものです。
調査結果の概要は以下のとおりです。
◇売上は改善傾向も、原材料等の高騰や資金繰り等の課題の多い小規模企業概況◇
12月期の小規模企業の業況DIは、売上額DIが大幅、それ以外が小幅な改善となった。
また、全業種共通して売上額DIが一桁台となった。
経済活動の活発化に伴い、売上の回復基調が鮮明となる結果となった。
ただし、前年対比という調査の特性上、業況DIは、コロナ禍前の水準まで回復は見られるものの、実際には、原材料等の高騰によるコストの増加や融資据置期間終了でコロナ関連融資の返済が開始となったなどの影響で、採算・資金繰りに苦慮する事業者が増えたとのコメントが目立った。
また、変異株の感染拡大の影響に注視が必要であるとの声のあった。