小規模企業景気動向調査(令和2年4月期調査)結果について
2020.05.27
この度、全国商工会連合会より小規模企業景気動向調査(令和2年4月期調査)結果が公表されました。
この調査は、全国約300 商工会の経営指導員による調査票への選択記入式で行われたものです。
調査結果の概要は以下のとおりです。
◇緊急事態宣言を受け、先月に比べさらに悪化し、悲壮感漂う小規模企業景況◇
4月期の小規模企業景気動向調査は、先月に引き続き全DI が2桁の悪化となった。
産業全体の業況DI は▲78.6ptと過去10 年間で最悪だった前月から更に悪化し、リーマンショック期の2008 年1 月期の▲82.5 に迫る水準となった。
緊急事態宣言を受けて夜間営業が不可能になったことを受け、売上の落ち込みを補うべく、互いにテイクアウトを行う飲食店が空き店舗で合同販売を実施し、好評を得ているとの前向きなコメントが見られたものの、どの業種も新型コロナウイルスの影響で悲壮感が漂うコメントが多く、先が見えないこともあり、見通しは大変暗い。